関東のうなぎ料理店(4)
静岡県にある某・うなぎ料理店は、グルメ情報誌やインターネットなどにもほとんど取り上げられていない「知る人ぞ知る」名店です。静岡県というと、うなぎの蒲焼が関西風・関東風に分かれるちょうど境目に位置する場所ですが、こちらのお店では1度蒸してから焼く関東風の作り方を取り入れています。創業60余年、どこにも修行へ行った経験のないご主人が、うなぎのさばき方や焼き方、タレの作り方を試行錯誤しながら全て独学で修得し、現在に至っているそうです。
看板メニューは、もちろんうな重。お吸い物やお新香だけでなく、サラダとフルーツも付いてきます。グレードによっては、さらにうなぎの珍味数点や、うなぎ入り茶碗蒸しまで付いてくると言うのですから、ボリューム満点、サービス精神も満点といったところでしょうか。1階のテーブル席の他、2階にお座敷席もあり、ご家族連れや団体さんにはこちらがおすすめです。なお、平日のランチタイムには、うな重や肝焼き、う巻きがサラダやフルーツ、お吸い物と一緒にセットになったランチセットも取り扱っています。
「最近、ちょっと疲れが溜まりがちだなぁ」というお父さんやお母さん、たまにはこういう贅沢なランチで日頃のストレスを解消してみるのも良いかもしれませんね。さて、こちらのお店には上記以外にも白焼き定食や白焼き茶漬け、うなぎ茶漬け、ひれ酢など様々なメニューを取り扱っていますが、店主が自信を持っておすすめする1品が「うなぎ入り茶碗蒸し」です。うなぎ入りの茶碗蒸しと言うと、蒲焼が入ったり上に乗ったりしているものを想像する方が多いのではないでしょうか?しかし、こちらのお店の茶碗蒸しに使われているのは、白焼きにしたうなぎです。
蒲焼よりもあっさりとしているので、うなぎの香りとふんわり柔らかな食感はそのままに、茶碗蒸しのお出汁や卵本来の味をも引き立てた絶妙な味が口の中に広がります。静岡県と言えば、うなぎの養殖で有名な浜名湖がある場所でもあります。うなぎ料理店も数多く立ち並んでいますので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
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