うなぎを知ろう
うなぎは、ウナギ科ウナギ目に分類される魚です。ウナギ科ウナギ目に属する魚は全18種存在しています。これらの種類以外にも、デンキウナギやヤツメウナギ、タウナギ、ヌタウナギ、フウセンウナギなど「ウナギ」がつく魚はいますが、いずれも生物学上違う仲間に属しているというのはちょっとした雑学として知っておくと良いかもしれません。蒲焼やうな重など、私たちが一般的に食べているうなぎの多くはニホンウナギ(これの稚魚のことをシラスウナギと言います)ですが、食用のウナギとしてはこの他にもヨーロッパウナギが知られています。
ヨーロッパウナギは、ヨーロッパ各地において塩漬けや燻製、フライ、煮込み、塩焼きなどにして食べられており、イギリスではヨーロッパウナギのゼリー寄せという郷土料理も知られているほどです。うなぎの養殖もヨーロッパ各地で行なわれており、日本と同じく「高級食材」という位置づけで重宝されています。
ところで、うなぎと言えば淡水魚と思ってはいませんか?確かに、野生のうなぎは川に生息しているというのはよく知られている話です。しかし、実はうなぎは産卵と孵化を海で行ない、再び海へと遡ってくる「降河回遊」という形態をとっています。個体によっては川へ上らないまま沿岸域で生息するうなぎもいるので一概には当てはまりませんが、これも興味深いうなぎのデータの1つと言えるでしょう。
そして、うなぎの知られざる生態としてもう1つ。うなぎは「雌雄同体生物」であるということをご存知でしょうか?つまり、海から河へと上ってくる頃にオスへと変身し、その後再び海へと戻って産卵する頃にメスに変身するというわけです。雄の役割と雌の役割を1個体で全てこなしてしまううなぎは、まさしく働き者。思わず「お疲れ様」と声を掛けてしまいたくなりますよね。うなぎは、まさしく謎と神秘に満ちた生き物。産卵と繁殖のメカニズムについては未だ解明されていない部分が多く、養殖のうなぎを繁殖させることができない所以は、まさにここにあると言えます。
- 次のページへ:うなぎ料理と言えば
- 前のページへ:うなぎに関するうんちく(1)
スポンサー広告
ネットショップ広告
全国うなぎ料理店リストのおすすめ業者一覧はこちら。
今日のお勧め記事 ⇒ うなぎを知ろう
うなぎは、ウナギ科ウナギ目に分類される魚です。ウナギ科ウナギ目に属する魚は全18種存在しています。これらの種類以外にも、デンキウナギやヤツメウナギ、タウナギ、ヌタウナギ、フウセンウナギなど「ウナギ」がつく魚はいますが、いずれも生物学上違う仲間に属しているというのはちょっとした雑学として知っておくと良いかもしれません。蒲焼やうな重など、私たちが一般的に食べているうなぎの多くはニホンウナギ(これの稚魚のことをシラスウナギと言います)ですが、食用のウナギとしてはこの他にもヨーロッ
当サイトに掲載されている店舗情報、営業時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。